こんにちは〜
@arumuko です。
本日は、タイトルの通りですね!「やる気の源泉超集」について書いていこうと思います。
「は?やる気の源泉超集?意味分かんねぇぞ!」
聞こえてきます。あなたの声が。
当然いつも通り、造語です。
それでは本題いってみよー
本題
やる気とは?
「やる気とは」で調べると、
などが検索結果として出てきます。
上記の記事では、「自己効力感」とその向上方法について述べられています。
当記事では、私の実体験を元に「やる気とは何か」「やる気を出すにはどうしたら良いか」を書いていきたいと思います。
やる気とは?を自分自身で考えてみた
やる気とは、
「現在のやった方が良い事をどれだけ消化できたかを表すために使う便利な言葉」
と私は結論づけました。
なぜその考えに至ったのか
私はとある本を約6ヶ月に渡って、読み続けていました。
ページ数もそう多くない250ページぐらいの本だと思います。
こちらです。

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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量は多くないし、何を試しながら読み進める本でもありません。
なのに、6ヶ月も掛かりました。
それは何故でしょうか?
「やる気がなかったから?」
と思う方もいると思います。
ですが、断言できます。私にはやる気がありました。
ですが、なかなか読み進めれなかったのです。
原因は何か?
以下に振り返っての考察を示します。
- 何が得れるか明確ではなかった。
- 読まなくても困らなかった
- 明確な読み切るスケジュールがなかった。
- 興味が分散されていた。
ざっとあげるとこんな感じだったと思います。
何が得れるか明確ではなかった。
正直にいうと、この本を買ったときの感情は思い出せません。
レビューが高かったので、何かしらのものは得れると考えていました。
ですが、買った理由の大きな一つとして「話題性」が挙がることは間違いないでしょう。
この本を通して自分が何を得て、どういう人間になれるのか。
これを全く考えていませんでした。ただ、ページを進めることが重要だと考えていたのです。
読まなくても困らなかった
これも読み進めることができなかった大きな理由だと思います。
マイナスをプラスにするような努力は割と簡単にできる方です。
「これができなければ、〇〇に影響がでるから今これをやる」
という判断ができる人は多いのではないでしょうか。
私の今回の場合は、無の状態からプラスを生み出すという取り組みでした。
これには大きな自分を動かすきっかけが必要だと思います。
「自分のなりたい姿」に向かうために努力するのは意外と難しく、そもそも「自分のなりたい姿」が本当に自分のなりたい姿なのかを見極めるのも難しいです。
世の中に溢れる目標がなかなか達成されないのは、こういうところにあるのだと思います。
「今興味あること」にしか動かされない人も多くいると思います。
課題がないとニーズがないのと同じようなものですね。
かのナポレオンも
『人間を動かす二つのてこは、恐怖と利益である。』
と言っています。
www.a-inquiry.com
偉い人が言うとパワーが増します。
明確な読み切るスケジュールがなかった。
そもそも何故してないのか、と考える方もいるかもしれません。もしくは、そんな事考えなくても読めるだろって人もいると思います。
全人類がこれをできれば、「積読」なんてものはこの世に存在しません。
いつまでにこの辺りまで読む、というようなざっくりとしたスケジュールもありませんでした。
これはずるずると読むのを後回しにする原因の一つと言えますね。
興味が分散されていた。
積読が多い人の特徴だと思います。
教科書を除いて、人間が一番最初に手にする本は1冊のはずです。
最初の時点、もしくはその後かもしれませんが、どこかのタイミングで読んでる途中に新しい本に興味が湧き、もともと読んでいた本をないがしろにするという現象が発生します。
この積読の一歩目を踏み出し、さらに二歩目を踏み出すと、あら不思議。積読ができあがっているではありませんか。
ざっとこんな感じで、自分の悪いところ、原因を追求しました。
やる気を出すには
私がやる気を出すために行ったことは、上記で説明した原因追求の逆を行うことでした。
つまり
- 何が得れるか明確にする(できるようにする)。
- 読まなかったら困る状況を作り出す。
- 明確な読み切るスケジュールをつくる。
- 興味を絞る。
それぞれのやったこと。
何が得れるか明確にする(できるようにする)。
できれば最初に行うべきなんですが、何が得れるか明確にすることは大切です。
本の場合にでいうと、これをできるようにするためには、目次を有効活用します。
というより、目次が一番大事な部分だと思うことが大切だと思います.
目次を流し読みにしている人は、目次に最大の注意をはらって読みましょう。
得れることはだいたい書いてくれています。目次を作った人に謝辞を送りたいですね。
本意外の場合でも、努力が必要なことに取り掛かる時は何かしらの得れるものがあるはずです。
それを見つけて明文化するのも良いと思います。
読まなかったら困る状況を作り出す。
今回読み切ることができた理由の大きなものがこれになります。
私が行ったことは、(これも本に限りますが)
- 積読の金額の合計を算出する
- 読みきれなかった時に周りの人に飲み物をおごる約束をする。
積読の金額の合計を算出すると、
約20万円でした。
資産として20万を使ったということになります。
そして、本は持っているだけでは、資産になりません。負債です。
負債と聞くと、ネガティブな聞こえ方がするかもしれませんが、「投資」も「負債」です。
負債の場合は、資産と違い回収できないとマイナスになり続けます。
私は、20万円の負債を抱えたまま、のうのうと日々を過ごしていることに気づきました。
本は素敵なもので、負債額は20万円ですが、本によって得た知識・技術によって得れるものは概ねにしてそれ以上の価値があります。(一部そんな事がないこともありますが......)
そう考えると、もっと多くの負債を返済し、より多くの利益を得たいと思えませんか?思えませんか?
そしてもう一つ、「読みきれなかった時に周りの人に飲み物をおごる約束をする」ですが、
これは明らかな損失です。
何もないところから損失を生み出しています。
ですが、間違えなければ損失は生み出されません。間違わなければ良いだけです。
これは、てこの一つである恐怖の軽量版です。
無駄な損失が発生するかもしれないという小さな恐怖が私を駆り立てました。
リターンを「飲み物」としたのも良かったなと思います。
法外な約束は守られません。相手もちょうどいいぐらいに未完を指摘できるものが「飲み物」でした。
飲み物をもらって困る人はいません。自動販売機があれば約束を完了できるすぐれものです。
明確な読み切るスケジュールをつくる。
これも目次を有効活用します。
目次を見て見積もりを立てます。
より正確な見積もりを立てるなら、中身をパラパラと確認するのが良いでしょう。そして「章ごとの相対見積もり」を行います。
実時間見積もりは達成できることが少ないと、「エンジニアリング組織論への招待」に書いていました。
これぐらいなら、これぐらいで読めるな〜、じゃあここはこれぐらいで読めるな〜というざっくりとした見積もりで大丈夫です。
ですが、章ごとには期限を設けた方が良いでしょう。
期限を設けないと、ずるずる読むという状況は変わらないと思います。
そして、自分のヴェロシティを把握することで、適切な見積もりを立てて、一定期間にどれぐらいの本を捌けて、どれぐらいの本を買ってよいのか判断する事ができるようになります。
興味を絞る。
意外とこれが一番難しかったりします。
興味は急に湧き出すものです。
1日前までは全く興味のなかったものが、今日になって自分の頭を埋め尽くすほどの興味になっていることなんて、頻繁にあります。
興味を持ってはいけないとは言いません。無理ですから。
ですが、新しいものに興味を持っても
- 我慢する
- 順番を守る
は、自身のメンタリングでどうにでもなります。
どうしても我慢ができないのであれば、それは我慢をする必要はありません。
その新しい興味に乗りましょう。
興味が湧く、や好奇心がある、はとても素晴らしい力で、あなたの能力です。
ですが、その新しい興味によって積み上げられる本の事も思い出してみてください。
泣いてるかもしれません。
現時点で、複数の本を読んでいたり、複数の事に取り組んでいることがある人で、
自分で優先順位を決めれない人がいるのなら、
「誰かに優先順位を決めてもらう」をしてみてください。
自分で優先順位を決めるよりあっさり決まります。
相談相手は優先順位で悩んでいませんから。
やる気の源泉超集
もうお気づきかと思いますが、 「やる気の源泉を超集める」で「やる気の源泉超集」です。
新概念とかではありません。
「現在のやった方が良い事をどれだけ消化できたかを表すために使う便利な言葉」
やる気がある、やる気がないは、状態を表す言葉であって、やる気は取り組み次第でどうにでもなり得ます。
というのを言いたかったようです。
まとめ
っとまぁこんな感じで、負債の¥2,570を返済する事ができました!!!
本を一冊読んだだけでこんなに達成感があるとは!
この勢いのまま次の負債を返済できると嬉しいです。
そして、引き合いにだした「エンジニアリング組織論への招待」ですが、やはり良い本です。
たくさんの学びがありました。
歴史と数学が理論・考えの裏付けをしていて、とても納得感があります。
エンジニア組織のあらゆる課題の解決を助けとなる一冊であることは間違いなです。
それでは!